ボルダリングが上達するためには? 4級編
ボルダリングが上達するためには? 4級編
どうも、ITクライマーです。
ブログ先移転しました!!
R&O climbing(らんどクライミング)というグループで東京を拠点にボルダリング情報を発信しています。
5級編が記事の始まりなので、できればそちらもご覧ください。
さて、
ボルダリングが上達するにはどうすれば良いのか?
今回は4級編となりますが、まずはあなたに大事なことをお伝えしなければなりません。
それは
4級が初級者と中級者を隔てる最も大きな壁だということです。
何故かと言いますと4級は下記の二つが両方備わることで完登できるからです。
- 筋力
- ムーブ
5級では、どちらかが備わっていれば完登できる課題も多くありましたが、4級ではそうはいきません。
そのため、「運動神経や筋力を頼りに登ってきた方」や「傾斜がある壁をあまり登らなかった方」は4級で行き詰まる可能性が高いです。
ちなみに、私は完全な筋力ゴリ押しタイプだったため行き詰まった人です 笑
そのため、4級がどうしても登れず、同じ時期に始めた友達にも抜かされてしまい、かなり悔しい思いをしてきました。
でも、今になってやめないで本当に良かったと思っています。
というのも、4級ができるようになるとボルダリングって本当に面白いんです。
面白くなる要素は主に三つあると思っています。(超個人的な見解ですが)
- 様々なムーブが要求されたり、コンペのような課題が出てくる
- ジムによって課題の特徴を感じることができるようになり、色々なジムに行くのが楽しくなる
- みんなでセッションを楽しめるような課題が増える
上記から、私はボルダリングを続けてきて良かったなと感じました。また同様にこれからも続けていこうと思いました。
だから、もし、今あなたがボルダリングを継続するかの岐路に立っているのであれば、もう少しだけ頑張ってほしいです。
きっとボルダリングの楽しさに魅了されると思います。
冒頭のつもりでしたが、かなり長々と書いてしまいました 汗
でも、本当に伝えたかったことなので、、、
それでは、本題に入りたいと思います!!
まずは、4級にはどんな特徴があるかを知り、そこからあなたに必要な能力を身につけていきましょう。
余談ですがこの考えた方は、有名な孫子の兵法に則っています。ご参考までに
相手(4級)を知って、己の能力を分析できれば、4級完登に近づけますね!
*今回は4級編ですが、3級、2級、1級編までの記事も今後書いていくつもりです。できたら初段とかも、、、私ももっと上手くなります!!
もし、指摘箇所があれば気軽にコメントしてください。
(あくまで個人的な見解ではありますが)
4級編
課題の特徴
- 課題の核心ではなくても、持ちにくいホールド(スローパー、カチ)が使用されている
- フットホールドはビスではないが、つま先でしっかりと乗らないといけない小さいホールドや傾きがあるホールドが使用されてくる
- 腕の力だけでは登れないように、体重移動や足技が必要となるムーブが要求される
必要な能力
- 腕と足の力のバランス良く使用できる
- ヒールフック、トゥーフック、フラッギングなどの足技が使用できる
- 重心を意識して、体重移動できる
- 上記の動きに耐えられる指、腕の力がある
4級を登れるようにするためには、如何に腕に負荷をかけずに登れるかが最も大切です。
そして、それを実現するための方法として「足技が〜、重心が〜」と書いていますがイメージがつきにくいかと思うので、少し話を掘り下げていきましょう。
例えば、4級課題でよく落ちるパターンがこちらです。
- 次のホールドを取りに行く時に身体が振られてしまって落下
-
持ちにくいホールドが持てずに落下
どうですかね、一度は経験したことがあるのではないでしょうか?
1.次のホールドを取りに行く時に身体が振られてしまって落下
1については身体が振られることを想定して、事前に足技を使えば解決できることが殆どです。
*振られを耐えるしかない課題もありますが、多くは3級から要求されると思います。
まず
ヒールフック、トゥーフック、フラッギングなどの足技を覚えたい方はこちらを参考にしてください。
クライミングの基本/フットワーク003「ヒールフック」講師:平山ユージ - YouTube
クライミングの基本/フットワーク004「トゥフック」講師:平山ユージ - YouTube
【初心者がはじめに覚えるべきボルダリングムーブ】2.アウトサイドフラッギング Bouldering moves - YouTube
正直、私が記事に取り上げているムーブ以外にもまだまだたくさんの技が存在します。
youtubeには、ボルダリングの基本的なムーブを一通り解説している動画もあるため、一度目を通しておくと良いと思います。
登り方がわからない時に、「そういえば、あんな動きもあったな。」となるようにムーブの引き出しがあると上達が早いです。
ボルダリングのムーブを一通り解説している動画です。ご参考までに
【初心者がはじめに覚えるべきボルダリングムーブ】1.ダイアゴナル Bouldering moves - YouTube
クライミングの基本/ボルダリング001「スタートの種類」講師:松岡準弥 - YouTube
2.持ちにくいホールドが持てずに落下
2については、トライしていれば、自然と指の力が強くなって持てるようになりますよ!!
・・・・・いやいやそんな殺生な 笑
でも、私はよく強いクライマーの方からそんなことを言われてきました。確かに一理はあると思います。
指が強ければ身体が振られても耐えられるし、悪いホールドも持てる、正直ムーブが最低限できれば登れてしまうのは事実です。
ですが、それには多大な時間がかかることと身体への負担が大きいというリスクが伴います。
当初、私は指の力に頼りすぎたムーブだったため、指の形が変形したり、指の痛みがひどくて生活にも影響が出ていました。
当然ですが、皆さんにはそうなってほしくありません!!
そのため、皆さんには指の力に頼るのは最後の手段であるという認識を持っていただきたいです。
とまぁ、余談は置いときまして 笑
本題である持てないホールドの時には、まず「重心」と「手足のバランス」を考えてみましょう!
「重心」
「重心」はホールドに対して腰の位置を調整することが大事です。
例えば、この写真を見てください。
見るからに腕に力を使っていますね。続いてこちらの写真を見てください。
腰を落としていることで、腕の負荷が少なくなります。「ホールドを持つ」というよりは「ホールドにぶら下がる」というイメージですかね。
逆にホールドのアンダーを持つ場合は、腰を上げることで体勢を維持することができます。
もしかしたら、この記事を見ている方は「なんだよ、そんなこと知っているよ」となるかもしれません。
それでも敢えて載せているのにはもちろん理由があります。
それは、「本当に全力で重心を意識していますか?」という問いかけをしたかったからです。
4級に挑戦するレベルになると当初よりも圧倒的に腕の力が付いてきているので、腕の力に甘えて重心(腰)を下げきれていない人をよく見かけます。
腰を落とすにも、壁から離れる場合と壁に密着する場合もありますね。
ホールドが持てない時はもう一度、重心の位置を見直してみて下さい。多少なりとも妥協している点があるかもしれません。
「手足のバランス」
続いて「手足のバランス」ですが、こちらは私が登るときに意識している脳内イメージのお話です。
ちなみに、これは超個人的な考え方なので、スルーしていただいても大丈夫です 笑
例えば両手、両足合わせて100%の力があり、次のホールドを取りに行くためには右手40%、左手10%、左足10%、右足40%のバランスが必要だと考えたりします。
(実際は%のように数値化はしていないですが、大体右足はこれくらいの力で、、、のようにイメージはしたりします)
ただ、手足のバランスを意識することで、例えば落下した時に「今落ちたのは右足の力が足りなかったからかもしれない、次はもう少し右足に意識を向けて、、、、」などとムーブの軌道修正にかなり役立っています。
登れなかった時に、「なぜ登れなかったのか」、「どうやったら登れるのか」と自分に問いかけて少しずつ軌道修正していくことが大事ですね。
以上が4級編となります!
4級編に限らない話なので、ここで補足があります。
動画を撮って、自分のムーブを客観視してみよう!
ボルダリングが上達するためにも是非、自分の動画を撮ってみることをオススメします。
案外、自分がイメージしていた動きと違くてビックリしますよ。
後は、動画を見直すことで自分の成長も伺えるため、モチベーションの向上にも繋がります。
如何にモチベーションを保ちつつ楽しんでボルダングを行えるかが継続のカギですね!
皆さん、頑張っていきましょー!!
読んでいただき、ありがとうございました。m(_ _)m